AutoRun CDRを作ろう!

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 CD-ROMのルートディレクトリに、Autorun.infというファイルを作成しておくと Windows95/98/NTでは指定した実行ファイルを自動起動してくれる機能が有ります。

[[autorun]
OPEN=プログラム名
ICON=アイコンファイル名
 この機能、うまく使うととても便利です。たとえば、知人の結婚式の写真とビデオが入ったCD−ROMを作成してWEBブラウザで見れるようにしてプレゼントするときに、自動起動したほうかっこいいし使い勝手も良いですよね。
 また、MP3なCD-ROMも自動で再生が始まると、いちいちCRT見ながら操作しなくても良いわけです。実際私のオーディオ用PCはTVにしかつないでないので、mp3なCDを聴くときは電源ON→CD−ROM装入で再生スタート。停止、曲とばしボリュームなどは、Winampならほとんどキーボードで操作できるので、赤外線ミニキーボードでちょこちょこいじるだけのモニターレス再生が可能になります。

 ところが、とても便利なAutoRunなのですが、 open= の指定では実行ファイルしか指定できないために、関連づけされたmp3やhtmlファイル(いわゆるデータファイル)を指定しても、うまく動作してくれません。そこでいくつかの解決法を説明します。
 

◎実行ファイルを指定する

 実行ファイルしか指定できないなら、実行ファイルを指定すれば良いわけです。たとえば
例1 autorun.inf : cd-romのルートのautorun.m3uをhddにインストールしてあるWinampに自動再生させる
[autorun]
OPEN=c:\Program Files\WinAmp\winamp.exe /play autorun.m3u
ICON=cd-rom.inf
 この方法では、自動起動するプログラムのインストール先が決め打ちなので、他のフォルダーやプレーヤーがインストールして有ればうまく動きません。また、cd-rom自体に、winampを入れてしまう方法もありますが、設定などcd-romには保存できないし、プログラムのバージョンアップなども不可能になりますので、あまり汎用的でありません。

◎start.exeを利用する

 Windows95/98には標準でstart.exeという32ビットコンソール実行ファイルがインストールされています。通常は windows\command フォルダーに入っています。オプションなど詳細な使い方は start /? でヘルプを見てください。そしてこの実行ファイルを autorun.inf ファイル中に例2のように指定すれば、m3uのようなデータファイルでも自動起動に指定できるようになります。
例2 autorun.inf
[autorun]
OPEN=start.exe mybest.m3u
ICON=cd-rom.inf
この方法での欠点は、
startが内部コマンド(たぶんそう)として動作するWindowsNTでは動作しない
start.exeがコンソールアプリなので、一瞬DOS窓が開いてしまうためかっこわるい
などが上げられます。
 

◎ShelExecを利用する(私は使ったことないですが)

 MSとかが配ってる最近のCD-ROMの中にShelExec.exeってファイルが有るそうです。私は持っていないのでよくわからないですが、この実行ファイルを利用しても、上記と同様のことが可能です。またコンソールが開くなどのかっこわるさも有りません。ただし、Windowsは標準でコマンドを持っていないので、CD-ROMにその実行ファイルをコピーしなければいけないので、個人利用以外に配布するような場合は利用できないと思われます。
例3 autorun.inf(CD-ROMのルートにあるdefault.htmを起動する)
[autorun]
OPEN=autorun\Bin\i386\ShelExec default.htm

◎Autorun用の専用の実行ソフトを利用する

おすすめ!!

 好き好き ID3 Tagでおなじみのleafageさんが公開されている execute.exe やCD2WAVでおなじみのもろぼし☆らむさん作のexedoc.exe などを利用する方法です。この実行ファイルも、例2、3と同様、autorunで指定することで利用でき、上の2例で示される問題点はありません。また、execute.exeは複数ファイル指定も可能なようですので、mp3ファイルを再生&ドキュメント表示、みたいなことも可能なような気がします。(私は試したことないですけど)
例4 autorun.inf (CD-ROMのルートにあるAUTORUN.M3Uを起動する)
[autorun]
OPEN=EXECUTE.EXE AUTORUN.M3U
お二人のご厚意によりこちらにもファイルを転載させてもらいました。こちらからもダウンロードできます。

◎動作テスト

 さて実際のAUTORUNの動作チェックですが、実際にCDRに焼いて試すのがもっとも確実ですが、あまり経済的でないですよね。またRWもいちいち書いて消してするのは時間の無駄。ということでHDD状で簡便にテストする方法があります。

 たとえばあるHDDのドライブのルートディレクトリに一連のファイルを入れてマイコンピューターを開き、最新の情報に更新(またはF5キーを押す)します。すると、上記のファイルを入れたHDDのアイコンをダブルクリック(または右クリックして自動再生を選択)するとCDのオートランと同じ状態が再現できます。MOやFDDなどのリムーバブルドライブではこの機能は利用できないようですので、専用のHDDドライブを用意しておくと作業がしやすいです。

 なお、この方法でテストしてそのドライブのファイルをまるまる書き込むときに間違ってゴミ箱フォルダー(RECYCLED)も一緒に書き込んでしまわないよう注意しましょう。

例5 ドライブDで動作チェック! 
ルートにあるファイル
EXECUTE.EXE (もちろんSTART.EXEでも可)
AUTORUN.ICO
AUTORUN.INF
AUTORUN.M3U

autorun.inf (CD-ROMのルートにあるAUTORUN.M3Uを起動する)
[autorun]
OPEN=EXECUTE.EXE AUTORUN.M3U
ICON=AUTORUN.ICO


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