CD-ROMのルートディレクトリに、Autorun.infというファイルを作成しておくと Windows95/98/NTでは指定した実行ファイルを自動起動してくれる機能が有ります。
[[autorun]この機能、うまく使うととても便利です。たとえば、知人の結婚式の写真とビデオが入ったCD−ROMを作成してWEBブラウザで見れるようにしてプレゼントするときに、自動起動したほうかっこいいし使い勝手も良いですよね。
OPEN=プログラム名
ICON=アイコンファイル名
ところが、とても便利なAutoRunなのですが、 open= の指定では実行ファイルしか指定できないために、関連づけされたmp3やhtmlファイル(いわゆるデータファイル)を指定しても、うまく動作してくれません。そこでいくつかの解決法を説明します。
例1 autorun.inf : cd-romのルートのautorun.m3uをhddにインストールしてあるWinampに自動再生させるこの方法では、自動起動するプログラムのインストール先が決め打ちなので、他のフォルダーやプレーヤーがインストールして有ればうまく動きません。また、cd-rom自体に、winampを入れてしまう方法もありますが、設定などcd-romには保存できないし、プログラムのバージョンアップなども不可能になりますので、あまり汎用的でありません。
[autorun]
OPEN=c:\Program Files\WinAmp\winamp.exe /play autorun.m3u
ICON=cd-rom.inf
例2 autorun.infこの方法での欠点は、
[autorun]
OPEN=start.exe mybest.m3u
ICON=cd-rom.inf
例3 autorun.inf(CD-ROMのルートにあるdefault.htmを起動する)
[autorun]
OPEN=autorun\Bin\i386\ShelExec default.htm
例4 autorun.inf (CD-ROMのルートにあるAUTORUN.M3Uを起動する)お二人のご厚意によりこちらにもファイルを転載させてもらいました。こちらからもダウンロードできます。
[autorun]
OPEN=EXECUTE.EXE AUTORUN.M3U
たとえばあるHDDのドライブのルートディレクトリに一連のファイルを入れてマイコンピューターを開き、最新の情報に更新(またはF5キーを押す)します。すると、上記のファイルを入れたHDDのアイコンをダブルクリック(または右クリックして自動再生を選択)するとCDのオートランと同じ状態が再現できます。MOやFDDなどのリムーバブルドライブではこの機能は利用できないようですので、専用のHDDドライブを用意しておくと作業がしやすいです。
なお、この方法でテストしてそのドライブのファイルをまるまる書き込むときに間違ってゴミ箱フォルダー(RECYCLED)も一緒に書き込んでしまわないよう注意しましょう。
例5 ドライブDで動作チェック!
ルートにあるファイル
EXECUTE.EXE (もちろんSTART.EXEでも可)
AUTORUN.ICO
AUTORUN.INF
AUTORUN.M3Uautorun.inf (CD-ROMのルートにあるAUTORUN.M3Uを起動する)
[autorun]
OPEN=EXECUTE.EXE AUTORUN.M3U
ICON=AUTORUN.ICO
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