統合インストールのススメ@WindowsXP

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　Windows8のbetaがリリースされましたが、7や8を動かすにはちょっと厳しいなという環境では、まだまだXPを使い続ける機会も多いと思います。そこで気になるのが、インストールにかかる時間やセキュリティーの問題、HDD容量の空き問題等々です。ここで少し敷居は高いですが、インストールする元のファイルにアップデートを統合してしまうという方法があります。

メリットを並べてみると

統合作業後にリリースされたアップデートを除けば、インストール後にインターネットに繋いでアップデートする必要が無い。
アップデートされていない状態（脆弱性が残っている）でインターネットに接続してアップデートする危険な作業をする必要がない
アップデートの際の作業ファイル等のファイルが残らないため、HDDの必要な容量がかなり減らせる。
インストールに必要な時間を短くできる。
統合ついでに、プロダクトキーやオプションを設定しておけば、インストールするパー手ション関連の設定をした後は完全ノータッチでインストール完了までほっておける。
統合ついでに、S-ATAやSCSIのドライバーを統合しておくことで、インストール時にF6キーを押してフロッピーでドライバーをインストールする手間が省ける
他のよく使うドライバー類もいろいろ統合しておけば、ネットワークなどインストール直後からすぐ使える。

×デメリットは、やはり統合作業に手間がかかることと、元サイトが海外なのである程度は英語のドキュメントを読む必要があることでしょうか．．

実際に比べてみる

　VMWARE ver8の仮想マシンで、無印XPから順にアップデートした場合と、UPDATEを統合後にインストールした場合でHDDの消費量を比べてみました。

	HDDの消費量(Mbyte)
１．無印XP	1381
２．XP+SP1	1508
３．XP+SP1+SP3	2282
４．XP+SP1+SP3+WindowsUpdate	5038
５．統合済XP+WindowsUpdate	2265

　ここで、HDDの消費量は、IE cache、TEMP DIR、pagefile.sys、hiberfil.sys等は含まないサイズです。また、４及び５は、IE8,WMP11と重要なアップデート全て.NET Framework 1.1～3.5とそれらのアップデート全てをインストールした状態のサイズです。
無印からアップデートを繰り返すと 5GByteもHDDを占有するのに対し、統合しておけば、2.2GByte程度と半分以下で済む結果になりました。

統合するには何が必要？

HFSLIP

統合作業の主役です。4600行を越えるバッチファイルです。作った人すごいな～

最新版
http://mimo.zxq.net/updatelist.htm
hfslipまとめサイト @ wiki
http://www28.atwiki.jp/hfslip/

Silent .NET Maker synthesized

.NET Frameworkは、HFSLIPでは統合できませんので、これを使って.NETのver毎にまとめたインストールファイルを作ります。これもバッチファイルです。
http://www.msfn.org/board/topic/127790-silent-net-maker-synthesized-20100118-w2kxp2k3-x86/

nLite

不要なコンポーネントの削除、無人インストール用応答ファイル作成、ドライバの統合、XPデフォルトのお節介機能の削除・無効化等々いろいろ行えます。
アップデートの統合も可能ですが、HFSLIPで済ませてからこれを使いますので、その機能は使いません。
http://orange.zero.jp/angel.omega/nLite.htm

実際の作業は

　書きかけ中

　PC-9801用の Windows2000の場合の記事は下記にあります。
　http://macky.s13.xrea.com/pc98/hfslip_pc98.htm