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測ってみようシリーズ第2弾

PCの消費電力を測ってみよう

クランプメーターなるものでいろいろなPCの電源電流を測ってみました。これ、測定単位が 0.1A ですので、単純に測ると AC 100V だと 10W単位でしかわからなくなる.....なので写真のようにクランプ部に電源線を10回ぐるぐるしまして測定値が10倍になるように細工してます。ま、交流に対してコイルいれるようなもんだから、ほんとは良くないのだけど測定の際の一時的なモノと割り切ってやってしまいましょう。 ま、こんな測定なので精度などは二の次デスネ(^^;)
 
PC CPU Clock Core Measured Current x 100 (W) SuperPI 104万桁
MHz OFF STBY BOOT IDL S-PI D-PI S(sec) D(sec) W・h Full-Idl
VAIO TYPE-G CoreSolo 1200 1 1 2 10 6 10 74 0.21 4
VAIO TYPE-G CoreSolo 1200 1 1 10 8 15 73 0.30 7
ASUS P5B C2D 6600 2400 2 4 5 150-195 126 147 160 21 23 0.51 34
VAIO TYPE-S Dothan 6D8 2133 1 1 4-12 30-45 39 55 39 0.60 16
VAIO TYPE-S Dothan 6D8 800 1 1 20 24 94 0.63 4
DELL 9150 Presler F62 3000 2 4 125-135 105 135 158 44 45 0.99 53
ASUS P5WD2 Prescott 3200 HT 5 6 185-220 139 203 214 42 60 1.78 75
Bioster U8668D Nwd F24 1800 1 5 4.5 75-85 53 75 102 2.13 22
ASUS P3V4X Pen3S 1266 1 3 45 65-75 65 73 129 2.62 8
ASUS P4TE Northwood 2000 1 5 6 115-120 87 118 87 174 2.85 31
NEC Exp5800We Xeon(Foster) 2000 2 6 170-210 163 216 260 99 104 3.76 97
RvII その2 Pen3S 6B1 700 2 2 - 72-86 71 86 90 236 382 4.78 19
RvII その1 Pen3S 6B1 700 2 2 - 85-90 83 98 102 234 349 4.94 19
V200 その1 K6-3+ 600 1 1 - 45 40 63 420 7.35 23
V200 その2 PenODP 166 1 1 - 40 37 47 790 10.31 10

電力なんてHDDやメモリーの搭載量で違うはず、なんてのはごもっとも。もうちょっと詳しいスペックは別表を参照。P3V4Xは普通のスタンバイなので、FANやら動いたままです。なのでけっこう電気食ってますね。 ノートのVAIO TYPE-Gはバッテリーを外してACアダプタ動作で測定です。上がスタミナモードで、下がパフォーマンスモードです。

COREはCPU数です。C2Dだけパッケージは1つですけど2としてあります。

OFFはATX電源のメインスイッチをONにして起動前の状態。意外と待機電力あるもんですね。5Wもあるなら使わないときはこまめにメインを切った方がエコですなぁ。

STBYは、電源ONの状態からS3なスタンバイに落ちた状態。OFFとそれほど変わらないので、ソフトでOFFするなら別にこっちでも省電力的にはあまり変わらないのかも。

BOOTはピポってから起動中の数字の変化を適当に目で見た感じで...なのでとてもいい加減な数字です。

IDLはOSが起動後、CPU負荷が落ち着いた状態での測定値。常駐しているソフトやサービスで多少変わるはずですけどそのあたりは無視しましょう(^^;)  しかし、やっぱり PenDやPrescottはアイドル状態でも電気食ってますねぇ。しかしそれにもまして FOSTER DUALのすごいこと(笑 ま、Express5800Weといえばパソコンというよりワークステーションなのでfan周りでも電気くいそうな箱ですけどね。 あとHDDが3台入っているとはいえ、Core2Duoでもけっこういってますね。

次に SuperPIで負荷をかけて測定。2COREやHTなものは、2つ同時に実行した場合も測定してます。VAIO Type-G、10Wですか...恐るべし。あと、Prescottの負荷時とアイドル時の差が75Wって...これも恐るべし。

で、あまり意味はないですけど実際の104万桁の実行時間とその時の電力をかけ算すると、104万桁を計算するのに必要な電力量が出ますよね。あくまで周辺機器構成の差もあるので、私の身の回りのPCで円周率計算するにはどれがエコかってことにしかならないわけですが...ま、CPUやらプラットフォームのおおまかな時代変化を見るくらいにはなるかと(^^;)

他にもコメントいろいろ有るのですが今日はこの辺で...2007/02/22

表の更新しました。2007/2/23
K6-3+を追加。 51(266),57(400),60(466),63(533MHz)と、π実行中にリアルタイムでクロックをあげていくと、3wずつ増えていきました。
VAIO Type-Sも追加。上は最大パフォーマンスモード&内蔵デバイス全てonで計測。下はめいっぱい省電力モードで計測。CDやら無線LANなどはOFFです。2倍以上も違うけど、104万桁に必要な電力は同じなのね(笑
あと、アイドル時のPI実行時の電力差の項目を追加しました。FosterのDUALはさすがにすごいな...でも意外とヒートシンク小さいんですよね。コア自体が大きいからかなぁ?しかしプレスコットもPenDに比べてずいぶんでかいですねぇ。
 
PC RAM HDD VGA ETC OS
VAIO TYPE-G DDR2 1G 1 645GM STAMINA mode XP SP2
VAIO TYPE-G DDR2 1G 1 645GM MAX mode XP SP2
ASUS P5B DDR2 1GX4 ST3750640AS , WD5000KS x2 GF6600 Audigy2,MTV2004HF, USB Card Reader XP SP2
DELL 9150 DDR2 512x2 1Gx2 S-ATA RAID Radeon XP x64 SP2
ASUS P5WD2 DDR2 512X4 HDS722525VLSA80 x2 Rad X800GTO 1394, SCSI XP SP2
Bioster U8668D DDR 512X2 96147H6 Rad 8500 NEC 1394 XP SP2
ASUS P3V4X SD133 512X4 20G 5400rpm AIW 128 SB-LIVE XP SP2
ASUS P4TE RIM 256X4 HDS724040KLAT80 x2 Rad7000 MTV3000W, Pro1000GT, 1394 XP SP2
NEC Exp5800We ECC RIM 512x6 U160X2 GF4200 USB2+1394, PCIX GbE XP SP2
RvII その2 64X4 32X4 SP2504C GF440MX PCI Chanpon2X W2K SP4
RvII その1 ED-ECC 128X4 HDS72808 RadX1300 PCI PCI7ESAU2, 1394 W2K SP4
V200 その2 DIMM 64 SIMM32x2 FBLCT 13G + AEC7720 GA-S2K Chanpon1 W2K SVR SP4
V200 その1 DIMM 64 外付けSCSI GA-S2K Chanpon1 W98SE