AudioPCI改造計画

TOPページに戻る ←ついでだから、他も見ていってね

デジタル入力編(このページ下部へのリンク)

 

Ensoniq Audio PCIに光デジタル出力をつけよう

 nekoさん、寺内さんのおかげでめでたく、AudioPCI+CS8402で、デジタル出力が出来るようになりました。この改造オーディオカードのすごいところは、SPDIFを素のまま入出力できることで、サンプリングレートコンバータやデジタルミキサーなどの音質劣化は全くありません。外部ADコンバーター使ってHDレコーディングのためにあるようなカードやね。他のカードとの比較や他のICを使った改造などさらに詳しい情報は必要な方はnekoさんのホームページをご覧下さいませ。(といっても既にそこを見られてから来られた方がほとんどと思いますが(^^;))

 まずは、改造に取りかかる前に情報収集です。回路図や必要な部品は、UZIさんのホームページ寺内さんのホームページを参考にさせていただきました。どうもありがとうございました。

私が調達してきた部品はこんな感じです。

TOSLINKへはシールドケーブル使いました。というか適当なコネクタのついてるケーブルがこれしかなかったんですね。またAudioPCIへのケーブルも6ピンのコネクタ使ってます。信号線4本とアースが1本、残り1本は余りです。電源はこの写真ではテスト用だったので、CD-ROMなどの増設用の分岐ケーブルを流用してます。実際にSuperVMに装着した際は電源線へ直結しました。基板の右側が引きちぎられているように見えますが、その部分は、TOSLINKの配線用に流用したためです。またジャンパが多めなのは...後述しますが最初の回路が間違っていたためです。

これは、procomp社のS311(AudioPCIクローン)から信号線を引き出している写真です。青い線はGND用で、信号用の4本は中央の部分から取りました。nekoさんのところのBBSによりますと、このGNDをしっかり接続しないため不安定動作になるなどの話題も出ていましたので、みなさんも忘れずに接続するようにしましょう。拡大図にはそれぞれES1370のどの足に接続されているかピン番号を入れておきましたので参考にして下さい。もちろん自作される際はご自身でもきちんと確認してくださいね。壊したらしゃれなりませんから。自作前はこの取り出し部分が、実際にオーディオカードに鏝を入れるわけで、最も不安なところだったのですが、この製品は線が取り出しやすいように上記のようなランドを設けてくれてあったため私のような初心者でも楽に引き出せました(=^_^=)

とまぁ、ここまではとても順調に進んだのです。
でさっそくPCに装着して、電源ON! 光らない...何かWAVEを再生しないと光らないのかな?と音を出してみても、スピーカーから音は出た物の、やっぱり光らない...(大泣)

ここでnekoさんのホームページのBBSでみなさんのお知恵を拝借したわけです。

まずnekoさんからのご指摘で
「とりあえずMCLKとかの電圧をテスターで測ってみて、+5Vor0V張り付きならクロックがきていない? 2V位ならきているとかって判断できるかもしれません。」
といただきましたので、さっそく測ってみたところ2V強と測定できました。どうやらAudioPCIから信号は来てる(のかも)ようです。

また、寺内さんから
「TOSLINKは基本的に常時光っていて、信号が来ると光が切れる状態が出来るみたいなので、どこか−出力のところ?−で信号の論理反転がされているように思います。 CS8402の出力とTOSLINKとの間に74HCU04を奇数個入れたりしていないでしょうか?また、.WAVファイルを再生したときにTOSLINKは少し光るようになるでしょうか?」
とご指摘いただきましたので、そのあたりも調べて見ましたが、やはり解決には至りませんでした。

さてここで...考える。みなさんの回路図と違う点と言えば、HCU04のピンの使い方が、線のとりまわしが楽なように適当に変えていたのでした。つまり、1-2,3-4,5-6,7-8,9-10,11-12,という風にin-outが対になっていると思いこんでいたのです。従ってこんなとんでもない回路を作ってたわけです。動くわけないですよね(^^;) 手書きで汚いけど参考までに見たいという方は私の手書きの回路図( JPEG 17,865byte) をご覧になって下さい。間違ってますのでマネしないように(^^;) あくまで参考(みせしめ)用です。nekoさんと寺内さんから、きちんと教えていただいたのですが、

HCU04の正しい使い方は、
7-GND、14-VDD(+5V)  1->2 3->4 5->6 13->12 11->10 9->8
1,3,5,9,11,13pinのあいているpinは、GNDか+5Vに接続
だったんですね。

といろいろ有りましたが、現在では無事にデジタル出力できています(^_^)v!やっぱり、いくらAudioPCIのアナログ回路がしっかりしてて割といい音が出るといっても、SPDIF出力で据え置きMDなどにつないでそちらのDAコンバーターで再生すると格段に音が違いますね。MDだと録音スタンバイにしておかないとダメなので、どこかSPDIFからDAスルーのできるCDプレーヤーでも出してくれないかな。ちょうど今使ってるのが老巧化してるのでね。(へ?CDPを改造すりゃ良いって??)

最後に、nekoさん、寺内さん、初心者の改造にいろいろご指導下さいましてどうもありがとうございました。
 
 

Ensoniq Audio PCIに光デジタル入力をつけよう

TOPページに戻る
 この春に手に入れた Sound-Proなカードにはだまされました。 デジタル入力できれば、ノイズなんて入らないと思いますよねぇ。 というわけで、みなさんと同じく Ensoniq Audio PCIにデジタル入力を付けました。

 まず、サウンドカード。私が購入したのは、procomp社のS311という Ensoniq Audio PCIと同じデザインのカードです。なにやらftpには日本語のドライバーも有るようですね。日本橋をいろいろ見て回ったのですが、Creativeよりは安いものの、およそ\5000でした。まぁこんなもんかな。選択のポイントは mpeg inputの端子が付いていることです。サウンドカード自体に鏝を入れるにはまだ腕前が足らないかな?と思ったから(^^;) 写真は AudioPCIのmpeg inputコネクタに配線した状態です。マシンはもちろんVM Super

 光入力に利用するTOSLINKは、ART-833-3Dの時に使ったものと基本的に同じです。今回は、プリント基板を使って多少ましなデザインにしました。 下の写真の左側がそれです。

 Audio-PCIのmpeg input端子は、SPDIFフォーマットじゃなくてI2Sというフォーマットだそうです。そこで変換回路を作らなければなりません。私は、nekoさんのホームページと、UYOさんのホームページを参考に回路を作りました。これがその基板部分です。(撮影 OLYMPUS Camedia1400) 使った石は cs8412で、私が買い出しに出かけた日、日本橋の共立では売り切れでした(;_;) ここで買えれば\2000なのに...と思いつつデジットにいってみると、ショウケースの中に最後の1個が横たわっていました。\4000はぼったくりやなぁと思いながら、また買いに来るのも大変なのでゲットしてきました。

 コネクタとケーブル類は、実家にこういうこともあろうかと(ウソウソ)、ビクターのビデオデッキを捨てずに残してあったので、解体し流用しました。基板の裏面はお見せできません(笑)。こんな汚い半田付け、人に見せれないわ。黒のプリント基板は、回路の下書きしにくいので選択ミスでした。おまけにCS8412用に買ったICソケットが薄型のタイプだったために、少し振動が加わると浮いてくるのです。仕方ないので現状は輪ゴムで止めたりしてます。次はこの前完成したばかりのVM Superに取り付けた状態です。輪ゴムが痛々しいでしょ。

 ということで、nekoさんの作られたソフトでes1370のレジスタを操作して、めでたく一発でMDからの光デジタル入力の音が出ました。しかし、ART-833-3Dに比べて、アナログの音質も雲泥の差です。というわけで、大満足のMACKYでした。

 さて、このサウンドカード、過去のPC雑記帳にも書いたように、PCIなペリフェラルはけっこうPC9821でも動いてしまうということで、お約束通り Audio PCIも PC9821Ra20 に入れてみました。プラグ&プレイにより自動認識され、ドライバーをCD-ROMから組み込んでリスタート。さて鳴るかな???と思ってると、再起動後は普通に使えました(=^_^=) IOポートアドレスを E800に手動で移動した後、es1370のレジスタを mpeg input  に切り替えて、MDからのデジタル信号も、問題なく録音できてしまいました。PC9821で1万以下でデジタル入力が動作したのは、ひょっとしたらこれが初かな?と思ってたりします。
Cバス用では、MAD FACTORY(さん?)が作製された、86音源改の 智音ちゃんというのもあったのですが、音源カード以外にパーツ代が2万以上もかかるそうなので今まで採用できずにいたのでした。